教授もコメント寄せる、岡城千歳トリビュートCD、発売開始! 山本耀司パリコレの曲「ブリッジ」を弾く

輸入盤:Chateau C20001

国内版:King International KKC-4149

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坂本龍一ピアノワークス3

トリビュートアルバム

In Appreciation and Admiration

岡城千歳、ピアノ


「岡城千歳という優れたピアニストが、ぼくの曲を弾いたCDを

作るという。習作時代の作品から最近のものまで網羅しているこんなアンソロジーはぼく自身も作ったことがなく、もちろん初めての試みだ。そして岡城はぼくより数段ピアノがうまいんだから、これ以上いいことはない。」

(坂本龍一、ライナーノートより『ピアノワークス1』)


「自分の音楽が違う衣装を着て、別な表情でぼくの前に現れたので、とても新鮮でした。」

(坂本龍一、ライナーノートより『ピアノワークス3』)


「坂本龍一作品を岡城千歳が弾くことで、坂本龍一自身が作曲し演奏する音源はたしかに『オリジナル』ではあるのかもしれないが、唯一絶対で、動かせないものではなくなり、オリジナル至上主義を解放するものとなるだろう。」 

(小沼純一、ライナーノートより『ピアノワークス3』) 



新譜「坂本龍一ピアノワークス3、トリビュートアルバム」はクラシックタイトルですが、タワーレコード渋谷店では、7階クラシックコーナーのほかに、5階ポップスコーナーとのパイドパイパーハウスでも取り扱っていただいています。お近くの方はぜひチェックしてみてください!


1 Dear Liz  [3:28]

2 青猫のトルソ  [2:47]

3 坂本龍一へのオマージュ、グレイテスト・アーティスト  [14:38]

     ハープ、チェレスタ、プリペアド・ピアノ、マリンバ、微分音のための「ブリッジ」のモチーフによる主題と変奏             by 岡城千歳 世界初演

4 ブリッジ

 - Music for Yohji Yamamoto Collection 1995[27:50]

 (1995年秋冬プレタポルテの山本耀司パリコレクション)

5 Lonliness from "The Sheltering Sky"  [1:26]

6 ゴリラがバナナをくれる日  [1:09]

7 Dream from "Lack of Love"  [1:18]

8 Yamazaki 2002  [1:07]

9 Career Girl  [0:51] 

 

TOTAL TIME  [54:33] 

 

輸入盤: Chateau C20001

国内版: キングインターナショナル KKC-4149

 

Live Recording at Nagano Prefectural Cultural Hall,

Hokuto Hall(1,2, 4-9)

Studio Recording with MIDI Keyboard (3) 

Special Thanks to Ryuichi Sakamoto

Mixing and Mastering Engineer: Carl Talbot

Supporting Engineers: John D. S. Adams, Paul Zinman

Recording Engineer: Hiromitsu Miyao

Producer: Chitose Okashiro

Liner Note: Jun'ichi Konuma, Chitose Okashiro

                     David N. Lewis, JD Hixson

English Editors: JD Hixson, David N. Lewis

Thank You: David Paul, Chieko Shirasawa

Recording Date: June 15, 2004 (1, 2, 4-9) July, 2017 (3) 


「坂本龍一ピアノワークス3、トリビュートアルバムIn

Appreciation & Admiration」

 

「BTTB」からの選曲と前衛作品や習作時代のピアノソロ作品を含む「坂本龍一ピアノワークス1」、映画音楽を中心とした「ピアノワークス2」に続くピアノワークス第3弾。坂本自身も推薦文を寄せているように、岡城独自の解釈とダイナミックな演奏スタイルで、坂本作品の真価を全く別方向から新発見・再認識できる一作。ミニマル的「ブリッジ」は、曲を構成する要素が最小限に抑えられており、その密やかで孤独な憂いに満ちたモチーフが微妙なニュアンスの変化を伴いながら展開していき、最終的に悲嘆で爆発していく。坂本の和声のこだわり、アコースティック、ミニマリズム、静謐さ、抒情性、センチメンタリズム、そういったものが集大成され、コアな坂本ファンの間で最高傑作との呼び声が高い。その演奏は、坂本が「静」「静謐」とすれば岡城は「動」「ダイナミック」。ライナーノートの解説は小沼純一による

 

坂本龍一ピアノワークス第3弾!は、30分のピアノ大曲「ブリッジ」を中心とした選曲。

「ブリッジ」は、山本耀司1995年秋冬プレタポルテのパリ・コレクションショーのために作曲された、坂本龍一の30分のピアノ曲。教授のピアノ曲の中でも唯一無二の大曲だ。その無名の存在にもかかわらず、その圧倒的な妖しい美しさで教授ファンの間でも最高傑作との呼び声が高い。これを弾くのは、坂本と同じニューヨーク在住のクラシックピアニスト・編曲家・プロデューサーの岡城千歳。彼女の12枚のCDディスコグラフィは「驚くべきものだ。離れ業だ。仰天するようなピアノ演奏に触れたいなら聴いてみるべきだ」というニューヨークタイムズの批評を始め、「驚異的才能」「ただ者ではない」「型破りな才能」「驚愕の1枚」など、仰天するほど感銘を受けたとのレビューを、世界中の批評家から300ページ以上にわたって寄せられている。今回の新譜へ贈られた坂本の言葉は、彼以外の演奏スタイルを作曲家自ら公式に承認したものとして、初出。教授とニューヨークタイムズもその腕前を認めた岡城が、クラシック音楽を源にもつ坂本のポップスを、クラシックの演奏スタイルで奏する。岡城独自の解釈と表現を経た音楽は新たな美しさと遭遇し、教授の曲はポップスを超えてコンテンポラリークラシックとなる。クロスオーバーならではの醍醐味。

岡城はこの新譜で「坂本龍一へのオマージュ、グレイテスト・アーティスト」という新曲を坂本に献呈している。アメリカのプロピアノレコードレーベルの看板専属アーティスト・プロデューサー・ディレクターとして活動していた岡城は「坂本龍一ピアノワークス1&2」「チャイコフスキー《悲愴》交響曲ピアノ編曲」など数々のCDをクラシックのヒットチャートに送り込む。斬新な企画と、オーケストラのピアノ編曲ものを中心とした超絶技巧を駆使するマニアックな彼女のレパートリーでカリスマ的存在となるが、その後独立。しばらくしてピアニストとして活動休止に入り、今回の新譜が岡城のピアニスト復帰第一弾。充電中は大手楽譜出版社ブージー&ホークスでアメリカの主要作曲家と編曲の仕事に携わっていたが、音楽を故意に避け悩んでいた時期もあり、そんな時にいつも手元に置いて聴いていたのが「ブリッジ」だという。困難を乗り越える勇気をくれた「ブリッジ」、それを自分なりに表現したいという特別の思いから、坂本に感謝と尊敬を込めてオマージュの新曲とトリビュートアルバムを捧げ、復帰第一弾とすることを決意。まず坂本に相談し「主題と変奏」の作曲技法と曲の構想とアイディアを伝えた。坂本より編曲の許可を得た後も、CD全曲を幾度も聴いてもらい、マスタリングへのアドバイスなども受けながらCDを完成。坂本からのライナーノートへの言葉を贈られたという。

岡城の旧譜「ピアノワークス1&2」では教授ファンからも熱い声が寄せられていた。

( 鈴木淳史、雑誌宝島より引用)

「クラシック系ピアニストが弾く坂本作品集(岡城の坂本龍一ピアノワークス1)&本家作品(坂本龍一のBTTB)、聴き比べ…ド派手なプロモーションとは無縁なので、ご存知ない読者の方々がほとんどかもしれないが、主にニューヨークで活躍している実力派ピアニストなのだ。…これが本当に同じ作品なのか!?という衝撃が走ること請け合いなのだ。岡城の演奏は、明暗くっきり印影タップリで、その音楽の表情は多彩すぎて目眩がするほどだ。…この(岡城の)CDにはJポップという様相を、外側からその輪郭をなぞってくれるような役割があるのだから。」 



ものだが、興味深い一節を引用しよう。「岡城千歳は、演奏・録音をおこなってからずっと経ってからショウの様子を映像でみた、という。モデルたちがどのような服を着てあらわれてさがってゆくか、色と音楽とのかかわりがどんなふうにかかわりあっていたか、色と音楽とのかかわりがどんなふうにかかわりあっていたか、みずからの偏愛するスクリャービンの色と音とのコレスポンダンスを引きながら、語ってくれた。そして、映像をみたのが演奏・録音のあとでよかった、もしみていたらやはり引きずられていただろうから、と付け加えたものだ。…この『切れたかたち』こそが、音楽にかぎらず、作品を自由にすること、想像力を駆動させることであることは変わらない、と考えている。」つまり、モデルが歩くテンポ感、服の色彩の移ろいよる音色感、山本耀司のショウの全体的構成、こういったものすべての要素を包括的にとらえ、表現したものが坂本バージョンとすれば、岡城バージョンは視覚を一切排除し、純粋に坂本の書いた音のみをよりどころとして楽譜から音楽を読み取り、曲を再創造するという作業、岡城が坂本作品に対してピアノワークスシリーズを通して一貫して行ってきていることの象徴でもある。楽曲が作曲家の手を離れ一人歩きするのは、ジャンルを問わず名曲ならではの運命か。岡城の新曲「坂本龍一へのオマージュ」は、坂本の原曲「ブリッジ」冒頭6分間のプリペアド・ピアノのアコースティックな音色の再現が岡城にとって難しかったことから派生している。まず坂本に相談した岡城は、プリペアド・ピアノの音色感の再現を試みる代わりに、いかに曲の構成が冒頭の虚無感から後半の高揚へ向かうかを考えた。ショパンバラード1番のテーマの姿をかえていく変遷が「爆発」に向かう構造であることをヒントに、自らの「主題と変奏」という変遷から「ブリッジ」の「悲嘆の爆発」へつなげることを思いついたという。岡城の文章を引用すると「無=死のあとに生成するもの=調性崩壊のあとに残るもの、そこから《ブリッジ》を始めたら?」というコンセプト。「ワーグナーピアノ編曲集」「チャイコフスキー悲愴ピアノ編曲」「マーラー巨人ピアノ編曲」「スクリャービン法悦ピアノ編曲」とリリースしてきた岡城だが、調性崩壊にこだわるとは、「トリスタンとイゾルデ」狂でスクリャービン狂な彼女らしい。事実、トリスタン和音が秘かに曲のどこかに配置されているとのこと。(いったいどこだろう?)「主題と変奏」の作曲ぶりは、シャトー旧譜「ビートルズピアノトランスクリプション」で坂本龍一編曲と武満徹編曲に親しんだ経験のある岡城らしい、コンテンポラリーなものとなっている。使用されている楽器はチェレスタ、ハープ、マリンバ、プリペアド・ピアノ、微分音だが、なんとこれらはMIDIキーボードで岡城の自らの演奏によるもの。MIDIと読んであのマシーン的ピコピコ電子音の無表情さを思い浮かべた不安は、演奏を聴いて見事に裏切られた。MIDIでこれほどの表現力を持った「演奏」が可能だとは思いもよらなかった。MIDIがあたかもオリジナル楽器であるかのように演奏されている。中でもチェレスタは特筆。オリジナルチェレスタの楽器は美しい音色でありながら、キーボードアクションのコントロールや、狭いダイナミックレンジなど楽器自体の弱点があり、速いパッセージや繊細な表現が不可能。それが妨げとなり、ソロチェレスタレパートリーの確立が難しい分野だった。それをオリジナルチェレスタでなくあえてMIDIで演奏することにより、逆にチェレスタの弱点を克服しつつ美しさを最大に引き出しており、ソロチェレスタのレパートリーをここに完成させている。ピアノの響きとは一味違った美しさと表現力で岡城の鮮やかな技巧も冴えている。MIDIチェレスタを「楽器としての可能性をもったもの」として演奏した、初のクラシックソロチェレスタだろう。この分野、これから期待できるのでは?「Dear Liz」はスピード感がロックンロールのよう。岡城のアレンジによる「青猫のトルソ」では、坂本が傾倒するフランス音楽の和声感が、そして「Loneliness」ではワーグナーをも感じ取ることのできる、坂本の和声感が浮き彫りに。坂本と親しい小沼純一ならではの鋭い切り口のライナーノートに加え、岡城の「テクノロジーとクラシック音楽」というエッセイも掲載。シャトーまで設立した岡城のこだわりぬいた独特のレコーディング哲学と、グレン・グールドと坂本龍一への傾倒ぶりがうかがえる。昨年夏にMIDIキーボードで行われたスタジオ録音による「坂本龍一へのオマージュ」以外は、長野県文化会館ホクトホールでの名器ハンブルグスタインウェイによる2004年コンサートのライブ録音。このコンサートは驚くことに「ブリッジ」の日本初演だった。なぜスタジオ録音ではなくこの時のライブレコーディングの音源をあえて選んだか、彼女に質問してみたところ、「この時のコンサートは日本初演という名誉なことだったし、だから余計に自分でも気分が高揚していた。ライブ録音ならではのヒートアップぶりや突っ走った高揚感や無茶ぶりが、この時1回きりのコンサートでこそ可能だった。今スタジオ録音したら自分は違う風に弾くかもしれない。ライブならではのブリッジのハイテンションな即興性、これがオマージュの今の自分と対照をなしていてそれを残したかった」という答えだ。ライブ録音ならではの迫力満点で繊細なピアノ演奏だが、ただのライブ録音ではなく、レコーディングならではの音の作業であるマスタリングとミキシングは凝りに凝っているあたり、実に彼女らしい。パリコレにちなんだポップなアートデザインと、英語日本語2か国語による14ページの読み物としてのブックレットは、ダウンロード購買では味わえない、CD購買ならではのアイテムとなっています!!


プロピアノ旧譜

Pro Piano Records カタログナンバー:

PPR224532

坂本龍一ピアノワークス (1)

 

「岡城千歳という優れたピアニストが、ぼくの曲を弾いたCDを作るという。どんなものになるか、非常に楽しみだ。習作時代の作品から最近のものまで網羅しているこんなアンソロジーはぼく自身も作ったことがなく、もちろん初めての試みだ。そして岡城はぼくより数段ピアノがうまいんだから、これ以上いいことはない。」

(坂本龍一、ライナーノートより)

 

「東風」「エナジーフロー」他BTTBより9曲、「僕自身もために」「ピアノ組曲」「分散・境界・砂」「グラスホッパー」「リバー」

*「分散・境界・砂」ー冒頭にはミシェル・フーコーからの引用、その後には作曲者自身の手による実験的また問題提起的な詩がつけられており、ピアニストはこれを語りながらキーボードをたたいたり、弦をピッツィカートさせたり、ハープのようにグリッサンドさせたりミュートさせるよう指示されている。



Pro Piano Records カタログナンバー:

PPR224533

坂本龍一映画音楽(ピアノワークス2)

 

映画「メリークリスマス、Mr. Lawrence」「シェリタリング・スカイ」「ラストエンペラー」「ハイヒール」より

「A Tribute to N.J.P.」「1919」「M.A.Y. in the Backyard」「Ex-Jazz」「A Flower Is Not A Flower」「Distant Echo」「Parolibre」「グラスホッパー」

 

*「1919」はヤマハディスクラヴィ―アとスタインウェイによる一人多重録音。